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沖縄の人 おすすめ郷土料理
 季節を問わず旅行者を引きつける沖縄。独特の文化に触れられるのが大きな魅力で、珍しい食材を使った郷土料理も大衆食堂で気軽に味わえる。沖縄在住の人に、観光客におすすめの料理を聞いたところ、1位は中身汁(なかみじる)
 

中身汁(なかみじる)  1343
沖縄そば  1209
ゆし豆腐  1136
ソーキそば  1094
イナムドゥチ  887
イカ墨汁  839
島ラッキョウの塩漬け  745
ナーべーラーンブシー  737
ジーマーミ豆腐  684
10 パパイアイリチー  680

2位は沖縄そば(写真奥左)。そば粉ではなく小麦粉を練ったうどんのような食感のめんを使う。具は豚の三枚肉や地元の野菜で苦みのあるにが菜が定番だが「店ごとに違う」。4位のソーキそばは、ほどよく脂肪がある骨付きの豚あばら肉を泡盛やしょうゆ、砂糖で煮込んだソーキを乗せたそばで「沖縄の定番が2つも合体した味をぜひ食べて」3位は大豆の濃厚なゆし豆腐.。

 沖縄料理の特徴はしっかりしたカツオだし。総務省の家計調査によると、2007年の1世帯あたりのカツオ節・削り節の支出(地域別)は沖縄県がトップで2539円と全国平均の3倍。カツオ節に湯を注ぎネギやみそを入れた鰹湯(カチューユ)と呼ばれる伝統食もあり、風邪を引いたり二日酔いになったりした時に飲まれるという。

 食文化研究所の永山久夫さんは「沖縄の伝統食は健康を考えた高度な生活者の料理」という。例えば多用するカツオ節には、疲れやストレスを和らげるとされるアミノ酸が含まれている。塩で味付けし汁物としてとることで、亜熱帯で汗をかくことが多い沖縄の人は水分を補給すると同時に、体内のナトリウムなどのバランスを取り戻す。

 5位のイナムドゥチと6位のイカ墨汁もカツオだしを使った汁物。イナムドゥチは「イノシシ(イナ)もどき(ムドゥチ)」の方言で、昔はイノシシの肉が使われた。甘口の白みそ仕立てだ。一方のイカ墨汁は真っ黒。コクがあるが「意外と繊細な味わい」

 特産の野菜や意外な食材の料理も上位に。7位の島ラッキョウはパリパリとした食感で舌にぴりっとした辛みが後を引く。8位はヘチマのみそ煮で「ヘチマの印象が変わる」との声も。10位のパパイアイリチーも「忘れられないうまみとコクがくせになる」。

おすすめのランク外の沖縄料理
沖縄県産の刺し身 イラブチャーなどの美しい南国の魚。身が締まってぷりぷりとした食感が楽しめる
アシティビチ 昆布などのだしで煮込んだ豚足。軟骨がゼリー状になり、コラーゲンがたっぷり
ニンジンシリシリ 甘みのある島ニンジンを千切りにし、ニラやツナといため卵でとじる家庭料理
海ブドウ プチプチとした食感の海藻。通常は酢じょうゆで食べるがすしやどんぶりにすることも
チャンプルー ゴーヤ以外にもソーミン(そうめん)、ふ、豆腐、野菜など、様々な具材のいため物
 ランキング外で目立ったのは近海でとれる新鮮な魚の刺し身。那覇市の第一牧志公設市場では1階で魚を購入し料金を支払うと、2階の食堂で刺し身だけでなくバター焼きや、煮付けなどに調理してくれるほか、一般的な家庭料理も食べられる。様々な食材を混ぜていためるチャンプルーや、アシティビチ(豚足)やコリコリしたミミガー(豚の耳)をすすめる声もあった。食べられるものは無駄にしないというのも沖縄の食文化の一面だ。

 抗酸化作用があるとされる成分を含む野菜や果物といった食材もさることながら、豚肉はしっかり脂抜きをし、昆布やカツオだしでしっかり味を含ませれば塩分を控えられるなど、長寿県ならではの調理法もある。市場や食堂では食材や調理法について尋ね、普段の食卓に生かそう。

 


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